WRC撤退

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20141112kanban

 スバルがあのWRCを撤退する。スズキもまた同じく。
ホンダがF1を撤退する時には、ある意味納得が出来た。標準エンジンを導入予定など、世界№1のフォーミュラカーレースとしては、巨額な経費の割には、価値観が次第に薄くなってきていたからであり、アメリカインディカーレースやモトGPなどは、ホンダは、今後も継続という発表がなされている。
 しかし、今回のスバルの発表は違う。ラリー界の雄として君臨してきたスバルがこのWRCから撤退しあのブルー色に輝くラリーカーが見れなくなってしまう。水平対向エンジンとシンメトリカルAWDの技術を駆使してボクサーエンジンという名を世界に広めた。スバルの前身は、中島飛行機というあの「ゼロ戦」を生んだ名門でもある。一時の世界ラリーカーは、トヨタ・日産・三菱・スバルと日本の車が世界の試合場を駆け巡っていた。諸問題から、次第に撤退し現在の参戦チームは、スバルとスズキのみ。その両社が、共にWRCを去る。残念至極の思いだけど、今の世界情勢を考えれば、仕方ない事なのだろうか。
 車は、生活の足として安全に誰もが運転できる規格で生産されている。しかし、それと同時に、走る楽しみが次第に失われて車の個性が中性化しているのも事実。一部の外車には、いまだに癖のある乗り手を選ぶ車もあるが、それは僅かな数でしかない。パワステで片手でもハンドルを切ることも可能だし、ABSも今のほとんどの車についている。安全は、最重要課題なのだけれど、今の車は、あまりにアクのない車が多すぎる。売るためには、仕方ない事とは思うが、日本の車にはもう少し良い意味での「色気」があってもいいと思う。
鹿児島黒豚 万太