オブジェ

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080714_182430.jpgこの風景を御存知の方は、多いと思う。福岡の志免炭鉱の竪坑櫓が昔からドーンとそびえ立っています。福岡県は、筑豊や大牟田の大きい炭鉱を抱えた石炭の産地でしたが、ここ志免町周辺も炭鉱が多くあった所です。福岡空港から車で10分も走れば、今もこのような姿を見ることが出来ます。五木寛之著の青春の門は、有名な小説ですがその舞台となったところが、福岡の田川とか飯塚といった有名な産炭地です。この志免炭鉱は、当初から国営の鉱業所として開業し明治の時代から閉山の昭和39年まで石炭を産出しました。今や石炭は、石油に押されて見る影もありませんが、その石油でさえハイオクがリッター200円目前です。今度は、燃料があるけれど高くて使えない時代がやって来ました。漁業の方々も燃料代の高騰で休漁しなければならない人達が増えてきてるし、船の燃料代を払ったら人件費が出ない試算をテレビでやっていました。時代と共に忘れさられていくこのオブジェ。しかし、この下には国産の燃料が眠っていました。食糧にしても燃料にしても、日本は島国ゆえ外から入って来ないと全てが止まります。この歴史のオブジェを見た時、「国産」の意味を本当に考えなければいけないと考えた一日でした。
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