ギネス級

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20141112kanban

 黒毛和牛の生産では、鹿児島県のよきライバル全国2位の宮崎県に、人間の年齢に換算すると80歳の種牛が繁殖に活躍している。その牛の名前は、「安平」(16歳)。普通は、生後8歳ぐらいが生殖能力のピークだが、それを軽く超える年齢で現在も繁殖に頑張っている。この、「安平」の血を引く子牛達の肉質の良さは大変評価が高く、「安平」から人工授精で生まれた子牛の数は既に19万頭を超える、まさにギネス級の種雄牛だ。「安平」の血を継ぐ子牛の肉は、霜降りの具合やロースの面積の広さで評価も高い。人工授精する雌牛は県内に限っており、高値で取引される「安平」の子を求め、他県の肥育農家が足を運んでくるという。
 輸入牛肉の信頼を揺るがす問題がまた起きている。輸入した側は、裏切られたとコメントし、輸出した側は単なる手落ちと突っ張る。責任の所在は別問題として、安全安心を優先しないと消費者の立場がまた見えなくなってしまう。