イベリコ豚と鹿児島黒豚

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20141112kanban

 先日、世界ウルルン滞在記でイベリコ豚の取材が放送されていた。イベリコ豚とは、スペイン産の世界でも有名な黒豚だが、この中でもべジョータと呼ばれる等級が最高と呼ばれ、放牧肥育で飼料にドングリだけを使い育てる豚なのだが、1ヘクタール1−2頭の頭数でゆったりと育てているきわめて稀少な豚で日本でも有名になっている。この肥育方法で、あのハモンイベルコの生ハムが出来るのだがそれよりも一番感じたのは育てる側の愛情だった。家畜であるからそれなりに餌を与えていれば確かに大きくなるものだが、育てる側のプライドと愛情があの世界のイベリコ豚を生み出しているのは間違いない。
 自分も鹿児島の放牧黒豚の牧場にお邪魔したことがあるが、行くとすぐに黒豚たちが寄って来る。暇なのだろうか突然の客人に興味深々で臭いを嗅いだり、とにかく何頭も寄って来る。人から苛められていないので人に対し警戒心がなく、穏やかな性格でゆったりと生活している。鹿児島黒豚は、規格として飼料にサツマ芋を与えなければいけない事になっているが、イベリコのそれはどんぐりである。場所は違えど、共通は肥育環境と育てる側の愛情とプライドだ。