鹿児島黒豚と地域ブランド2

mantaWritten by

20141112kanban

 地域ブランドを目指すスタートは、以前ブームになった一村一品運動だけど、あちこち車で走ってみるだけでそれが熱心なところそうでないところの差があるように感じる。確かに特別なコンセプトを持たないなら、どこにでもあるような野菜だったり果物だったりするわけで、それが生産者の思い入れがあったとしても消費者には中々伝わらないのが実情。大分の大山村(現在は日田市)は、一村一品運動のさきがけで村を挙げての農産物の販売に取り組み、地域的には小さいながらも村の人のパスポート所有率がずば抜けて高いと聞いたことがあった。確か、「梅、栗売ってハワイに行こう」が村の生産者の人のキャッチフレーズだったように思う。モチベーションを高めるには、やはりそれに付随するモノが必要だし、それを行うことにより雇用の確保と地域の活性化は確実に高まる。ここは、福岡市内にも直営のアンテナショップもありお客も賑わって一つの成功例になった。
 黒豚も鹿児島黒豚が全国区に上がることにより、他の地域でも黒豚の生産を始めている所はある。農産も畜産も基本は同じと思うのだが、やはりいくら数を生産したとしても品質が悪ければ、活性化どころか地域の足を引っ張ることにもなりかねない。全ては、生き物を育てるのが基本であるから育て方により優劣が出来てしまう。みかん一つをとっても、外観はほとんど同じだが食べると味の差を感じてしまう事もよくあり、そうなるとやはり美味しいみかんの方を買ってしまう。私自身よく思うことだが、一番は人間の味覚の中枢である舌が一番正直であると言う事。嗅覚の鼻も同じように大切であり、人の味覚にかかればどんな色々と口上を述べても簡単に答えは出てしまう。
 先日、宮崎を廻ってみたがあちこちに去年の台風の傷跡がまだ生々しく残り正月早々から他人事とは言えど深刻に考えてしまった。農家の方が建てたビニールハウスの金具がまだ散らばっていたりして早く立ち直っていただきたいと祈るしかなかった所もあった。生き物を育てるのは時間と根気が必要な仕事で、その上品質管理も良い生産物を作るのには必要となる。
食べ物あっての私達生活の成り立ち。 感謝。
 鹿児島黒豚 万太