日南娘

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 潮風の香る、宮崎日南からやってきた今回の一本は、宮田本店の「日南娘」。
初めてこの焼酎を拝見した時、日南娘と書いて「ひなむすめ」と読む可愛い名前に笑ってしまった。宮崎の日南といえば、まさに黒潮流るる太平洋の入り口で、日本でも屈指の漁港を有しマグロに伊勢海老、カツオなど豊富な漁場がある。
 ここ日南は、高校生の時に自転車で九州一周の旅に出たとき、都井岬から宮崎市内に向かう途中、あまりの海岸線の美しさに海岸が見下ろすことが出来る坂道の頂上に自転車を停め、暫し潮風に煙るこの海辺に佇んだ思い出がある。若造の少年が、コバルトの海の眩しさに心の琴線がときめいた時であろう。
 日南娘の味わいは、宮崎焼酎の個性であるまったりとした味わいではなく、ドライの中にも旨みのある甘藷の甘みを楽しむことが出来る。海辺の酒蔵と考えれば、このドライ系の味わいは、海の風景が浮かぶ良い焼酎である。
 宮崎日南の焼酎「日南娘」。名前の通り、海でこんがり日焼けした感じのまさに日南娘のイメージだ。
 鹿児島黒豚 万太