街の記憶

mantaWritten by

20141112kanban

 近所の古い店の建物が取り壊された。
床屋にクリーニング、小料理の三軒が入った長屋だったけれど、ここ町内では一番古かったのではなかろうか。一度、その小料理のお店を訪ねてみたいと思っていたが、残念ながらその思いは、果たせなかった。しかし、古い家屋だけに、ユンボの爪が2.3回入っただけで、いとも簡単に跡形もなくその建物は、消えていく。街の歴史を知るその長屋は、塵と共に更地となった。また、そこには新しい建物が建つのだろうか。しかし、土地の記憶は消えないはずだ。街の匂いも喧騒も知っている。
鹿児島黒豚 万太