旅立ち

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20141112kanban

 親戚の叔母さまの永遠の旅立ちに立ち会った。
若い時から、公私共に色々とお世話になったので、せめてお別れのご挨拶だけはと思いホスピスの病室を訪ねたのだが、さすが叔母さまは、商売人のお嫁さんらしくしっかりきっちりと人生の決算書を作成されていた。先ずは、自身の遺影の手配やお寺さんの住職と葬儀の段取り、そして会葬する時の場所の選定などほとんど御自分であらかたの道筋を描いておられたために、家族はうろたえる事もなく静かに旅立ちの日を迎えることが出来た。
 ご自分で全てを悟り、そして段取り道筋を決めて家族に負担をかけない考えは、やはりご本人でないと出来ないものだが、余命を自分で計算しそれに向けて準備を粛々と進めていく自分自身の決算書。人生の思いは、黒字決算だったに違いない。合掌
鹿児島黒豚 万太