お疲れ様でした

mantaWritten by

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 長らく使っていたテレビと遂にお別れの時がやって来た。
使い続けて約31年。三菱電機のカラーテレビだが、良くまぁもったものだ。何といっても、VHFチャンネルは、ロータリーチャンネルでUHFは、回転式の微調整式。こんなテレビ、今時の若い人は、見た記憶さえない人が多いのではなかろうか。このテレビは、今から31、2年前くらいの製造だが、作りはしっかりとしていて持った感じも14型にしてはドッシリとして重厚感がある。価格は忘れたが3万円前後だったと思う。
 学生時代から使っていたテレビで、当時はリモコン式なんていう物は存在せずチャンネル変えるのも、ボリュームの上げ下げも一々テレビまで行って変えるので、今時のリモコン式に比べると面倒ではある。しかし、ここまで「長生き」すると中々リサイクルに出す心境より、大切に使う心掛けの方が強まりとうとう今日まで店の片隅で使ってきた。逆にこのテレビより、後に買ったテレビの方が次々と故障で買い替えとなり、このテレビが長老となってしまったが、ここ最近は画面が明るくならず遂に引退となった。
 やはりメイドインジャパンの商品は、素晴らしい。この旧型テレビは、コストがかかった純日本製で、一つ一つに手がかかった手作り感のあるテレビだ。今の時代の高性能テレビより、人間性と工夫を感じる完全アナログの機械で、コンピュータ化された最新のテレビと比べて、使い手との距離感が近い。リサイクルとして出す時、一抹の寂しさを感じながらも、感謝の意も込めて再び別の部品に生まれ変わる事を祈った。
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