有楽町で会いましょう

mantaWritten by

20141112kanban

 先日の東京出張で、仕事以外に印象として残ったのは、ふと立ち寄った有楽町駅に程近いガード横の喫茶店だった。
食事もしていなかったので、軽食も考えて何気なく入った店だったが、創業40年以上の老舗でカウンターには、マスターと思しき白髪の男性が忙しくサイフォン珈琲をたてていた。今や、純喫茶と呼ばれる店舗は街に殆ど見かけることも無く、大半が大手ファストフード若しくは、フランチャイズのコーヒー店になっている。何故か、その喫茶店は、時間の感覚を忘れさせる不思議なお店だった。
 窓から見える有楽町のガードは、歴史と共にこの日本を牽引してきたビジネスマン達の足音が聞こえてきそうで、ガード基礎のススこけて表面が荒れたレンガには、街の歴史の愛おしささえ感じた。故フランク永井氏が歌った「有楽町で会いましょう」は、当時の国鉄有楽町駅前に誕生した「有楽町そごう」のキャンペーンソングとして作られたのだが、この歌の時代には全てに対して皆が「夢」を持っていた時代だ。「夢」を持ち続けるということは、生きる力になる。「夢」が実現できれば、誰しもが幸せなことだが、努力の上で「夢」に敗れる事も、悔いの無い思い出にもなる。「夢」のない人生は、あまりにも無味乾燥だ。

 「有楽町で会いましょう」

 あなたを待てば、雨が降る
 濡れて来ぬかと気にかかる
 あぁあぁビルのほとりのティー・ルーム
 雨も愛しや 唄ってる
 甘いブルース
 あなたと私の合言葉
 有楽町で会いましょう
          作詞 佐伯孝夫 作曲 吉田正

 鹿児島黒豚 万太