お江戸日本橋

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 東海道五十三次の出発点として親しまれる日本橋界隈。
どことなく、江戸城下の中心地としての気品を漂わせるこの街は、東京のど真ん中にいるにのをあまり感じさせない空気感があり、この街の不思議な力といって良い。幾多の災害・戦禍に巻き込まれながらも、橋の形を無事に留めてきたのは、この石橋を明治時代に建造した九州肥後藩出身の橋本勘五郎の技術力の高さだろう。氏の建造した橋は、全国に有名な「通潤橋」がある。
 しかしながら、この頭上にある首都高速の橋桁は誠に圧迫感のある状況で、空の無い日本橋の風景は、寂しいかぎりである。東京オリンピックに向けて、歴史保護優先より交通インフラ整備が当時最大の目標だった為に、現在の姿に。そういえば、新東京オリンピック誘致が今行われていて、10月頃に開催地が決まるのではなかっただろうか。首都高を地底に戻すのは、莫大な金額がかかると聞く。歴史と共に重みが出る建築物の保存は、慎重であって欲しいと思う日本橋の空だった。
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