阿修羅

mantaWritten by

20141112kanban



 九州国立博物館で開催されている、「国宝 阿修羅展」にやっと行けた。

休みを調整しようと準備していたら、その時は月曜休館と知らずに、行く直前で気付き落胆したり、私的な休みがなかなか取れないなど延び延びになってしまった。

 しかしながら、平日というのに来場者の多いこと。自分もその中の一人なのだが、想像を軽く越える入場者だ。こりゃ土日祝日は、入場制限間違いなしだろう。この阿修羅展に行く予定の方は、日程が都合付くなら平日を絶対オススメする。阿修羅さまとの御対面は、意外なほど近距離でお顔を拝見する事が可能なうえ、ぐるり360度の角度から天平の美少年の姿を堪能することが出来、国宝という敷居の高い存在を良い意味で感じる事がない、見るものにとっては、大変有り難い展示方法だった。

 八部衆、十大弟子も威厳と存在感がある展示品だったが、四天王立像には鳥肌が立つ感動をした。大きさだけではなく、長い歴史を過ぎた物とは思えないあのエネルギーのある姿。言葉では表現出来ない「モノ」が、そこにはあった。

 博物館を後にした時、一緒に行った身内は、阿修羅像の向かって左側の顔の眼が瞬きをしたのが、はっきりわかったと言っていた。実は、私も四天王の腕が緩やかに動く一瞬が見えた気がしてずっと気になっていた時に、それを言われて私自身も確信したのだった。そりゃそうだろう、時代を生きているのは、僕らだけではなかろう。歴史のエネルギーは、間違いなく今も軽やかに呼吸している。それが、本物というものだ。私らに姿を見せて頂いた阿修羅さま達に感謝。

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